株式 信用取引の儲け方とは?

■信用取引とは

株式取引には「現物取引」と「信用取引」があります。

購入代金も売却する株式もすべて顧客が保有している
のが「現物取引」、顧客が証券会社に委託保証金
もしくはその代用の証券を担保として預け、
証券会社から株券あるいはお金を借りて、株式の
売り買いをする取り引きを「信用取引」といいます。

証券会社が顧客に信用を供与して行う取引である
ことから「信用取引」というわけです。


例えば、「株式を買付けたいが、十分な資金が手元にない」
といった場合や、「株価が値下がりそうなので売却をしたいが、
手元に株券がない」といった場合などに、投資家が株式の
売買を行えるよう証券会社が買付け代金を立替えたり、
売付株式を貸し付けることをいいます。

■現物取引と信用取引の違い

株式の現物取引では、買付けた株価と売付けた株価の差が
利益または損失の額を決定する重要なポイントとなっています。
つまり、"売買時の株価の差"が大きな意味を持つことになります。

しかし信用取引においては、このことに加えて、決済までの間での
「評価損益」も重要な取引要件となります。

代用有価証券や建玉となっている銘柄の時価が下がると、
委託保証金率いわゆる維持率が低下することにより、
追加の委託保証金(追証)を差し入れる必要が生じる可能性が
あるからです。

さらに、このことに加えてもう一つ、日歩(ひぶ・金利のこと)も
考慮に入れる必要があります。

買方は証券会社から買付資金を借りているわけですから
その借入額に対して金利を支払います。

一方、売方は証券会社から売却のための株券を借りて
いますが売却代金を証券会社に預けてあるため、
それに見合う金利を受け取ることになります。

■「売り」から入れることが特徴

信用取引は、「資金」だけでなく「株式」を借りることができます。
現物取引ではできない「持っていない株式」でも売ることが
できるわけです。

これを「信用売り」とか「空売り」といいます。

■担保が必要。

「委託保証金」 購入代金や株式を借りるわけですから、
そこには「担保」を差し入れる必要があります。

この担保のことを「委託保証金」といいます。

建玉代金に対する担保の割合のことを「委託保証金率」
といいます。

例えば、委託保証金率30%の場合、30万円の担保で
100万円分の取引が可能になるということです。

投資資金に対して約3倍程度の取引ができるわけです。

もっと判りやすく説明すると、手元資金が100万円で1,000円の
株式を1,000株購入したとします。(手数料考慮せず)

この株式が100円値上りした場合、収益は10万円になりますが、
信用取引で3倍の3,000株を購入していれば、同じ100万円
投資でも30万円の利益となるわけです。

しかし、信用取引で売買した株式がその後の株価変動によって
評価上大きな損失が出た場合や、代用有価証券の値下りに
より必要額より不足してしまった場合には、委託保証金を
追加差し入れしなくてはならなのです。

これを追加保証金(追証)といいます。

ここが、「信用取引」は怖い、危険と思われがちなところでしょう。

とは言え、リスクを上手にコントロールすれば、高いリターンを
得ることや、「売り」から入れるなどのメリットがあることは
事実ですから、きちんとした知識を持てば投資家にとっては、
利用価値が高い取引手法といえます。

また、委託保証金を入れているからといって資金の何倍もの
投資資金を貸してもらって売買しているのですから、
一定の期限までに返さなくてはなりません。

通常、売買執行の後、投資家は6ヶ月の期間内に資金や
株式の返済をして決済をします。

ただ、一部の証券会社では投資家と証券会社との間で
返済期限、金利、品貸料などを自由に設定できる
一般信用取引で、返済期限を定めない信用取引サービスを
開始するなど、投資家の利便性を高めた動きも表れてきています。

■信用取引を使った手堅い儲け方とは?

まず、底値圏で不人気の株式を現物で買う。

ここまでは、誰でも研究すればできそうだ。

問題は売りのタイミングだが、大天井を知ることは難しい。

株の現物を信用取引の担保(保証金の代用)として
預けておけばよい。

そうすれば、いつでも好きなときに信用取引ができる。

自分の持ち株の範囲で売るのだから、信用取引の
保証金(現金)は必要ない。

例えば、新日鉄を300円で1万株現物で買っていたら、
600円になったときに、もういい水準まで来たと思ったら、
1万株分、空売りをしておく。

そして、後は6ヶ月待って、その間に400円台まで下がって
これ以上下がりそうにないと思ったら、空売りした1万株
を買い戻して決済する。

こういった手法を何度でも繰り返せばよい。

ただ一度だけの絶好の売り場をつかまえようとして
結局は売り損ねてしまうよりもよい。

万が一、思惑が外れて、下がると思った株が下がらなかった
場合でも、現物を渡せばよいので損はしない。

おそらく、これが一番儲かる方法かも??